京急の駅自動放送を問う(1)

京急の駅自動放送に違和感を感じている。

例えば、品川駅(ほか、主要駅)。こんな感じの駅放送である。

今度の都営線からの電車は、8両編成、快特三崎口行きです。

何が問題か。種別と行先の前に両数が放送されることである。

どこかの本で読んだが、戦時中、ラジオ放送で食糧配給の場所を伝える際には、〇〇町、××町は△△、…」というように、配給場所を言う前に配給対象の地域を言うのがルールだったそうだ。なぜか。地域を先に言うと、それが注意喚起になり、配給場所が頭に残る、もし逆だと、自分の住んでいる地域が耳に入るころには、自分がどこで配給を受けられるかが頭に残っていないおそれがある、という。「あ、自分の住んでいる地域だ…あれ?どこの配給所だったっけ?」といったことになりかねない。自分の住んでいる地域か否かによって、配給場所の情報の重要度が違ってくるのだ。

同じように、種別と行先によって、両数の情報が重要な否かが決まってくる。自分が乗らない電車の両数はどうでもいいが、自分が乗る電車の両数は重要だ。両数を知らないと、どこで待てばいいのかわからない。あるいは電車が止まらない場所で待ってしまうことになりかねない。その点、京急の駅放送は、「ルール違反」である。

「出発票*1に表示されているじゃない」という考え方もあるだろうが、出発票が見づらい位置に立っている人もいるだろうし、なにより出発票をいちいち確認しないといけない駅放送に意味はない。

JR東日本も、京王も、西武も、小田急も、この「ルール」を守っている。京急も、現状の駅放送を改める必要があると思うのだが、どうだろう。

*1:駅のホーム上にある、種別や行先などを掲示する(電光)掲示板のこと。