とあるブルートレイン復活プロジェクトのあとしまつ

昨年、ベンチャー企業である青山トラン・ブルーは秋田港駅に留置されていたブルートレイン(24系客車)を取得し活用すると表明したが、同年11月に客車の取得を断念した。このプロジェクトは主にツイッター上で活動報告が行われていたが、そのほとんどが表面的、断片的なものであった。しかし、断念後の新聞報道などから、プロジェクトを取り巻いていた状況が段々と明らかになってきた。それも踏まえ、このブルートレイン復活プロジェクトはいったい何だったのか、今一度振り返ってみたい。

※この記事は下記記事の続きである。

todaystyle272.hateblo.jp

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とあるブルートレイン復活プロジェクトの顛末2022

はじめに

かつて、長距離移動の足として日本中を走り、多くの鉄道好きをとりこにした寝台特急列車、ブルートレイン。しかし、利用者が新幹線や航空機、高速バスなどへ流れるようになると、ブルートレインは次から次へと消えていき、いまや(日本で)営業運行されているブルートレインはない。そんなブルートレインを復活させようと言い出した者たちがいた。すでに引退し放置されていたブルートレインを手に入れ、修繕の上走らせるのだという。このブルートレイン復活プロジェクトは、鉄道趣味者たちから大きな注目を浴びたものの、次第に迷走を始めしまいには頓挫してしまった。どうしてこのような残念な結末を迎えるに至ってしまったのであろうか?

私はこの復活プロジェクトが第一声を上げてから断念に至るまでの約半年間、動向をウォッチしていた。多くの歓迎を受けたこのブルートレイン復活プロジェクトには、怪しい点がいくつもあった。そこで、後学のためにこのプロジェクトの顛末をまとめ、記事にすることとした。そのような経緯もあり、批判的な立場から書かれている点あらかじめご承知おき願いたい。

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「でんしゃがだいすきなおともだちへ」が貼られた「安満第3踏切」について調べてみた

JR西日本が、踏切に全文ひらがなで書かれた注意書きを掲出したことが話題になっているという。

news.yahoo.co.jp

この注意書きが掲出された踏切について調べてみた。

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